2010年度の国内家電市場は、昨年から続いたエコポイント制度の延長と対象商品の変更などがあり、近年例がないほどの活況を呈した。特に薄型テレビは昨年11月第2週に前年同期比600%という驚異的な販売実績をマーク。冷蔵庫やエアコンもエコポイントの恩恵を享受し、さらに記録的な猛暑によって設置や配送が間に合わないという状況も見られた。また、来店客数・頻度の増加に伴い、購入目的以外の商品のついで買いによる購入点数や購入金額アップなど、流通サイドにとっては大きな実りある年だったといえるだろう。しかし、国内の経済環境が良くなったわけでも一般消費者の消費マインドが高まったわけでもないことは自明の理だ。10年度は需要を先食いしただけに過ぎず、その反動は11年度に一気に顕在化するものと見られる。需要低迷の中でいかに利益を確保するか。流通各社の知恵が試される年となりそうだ。(IT&家電ビジネス編集部、マーケティング・コンサルティング部)
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2011年2月15日発売
A4変型判/104ページ
パナソニック
役員 アプライアンス・ウェルネスマーケティング本部
本部長 中島幸男 氏